夫が虫垂がんになりまして。
3月下旬に入院、手術をしました。

がんの宣告を受けると、死が頭をよぎって涙が止まらなくなる方も多いと思います(私がそうでした)。
まさか30代前半でガンになるなんて…嘘でしょ?!と、私も思いました。
悲しい。とっても悲しい。

でも、いつまでもそんな状態でいるわけにもいかない。落ち着いて冷静になりたいと思っている方も多いはず。

どん底から抜け出して、冷静になるには一体どうしたらいいのか??


情報収集しましょう!


え?!怖いから嫌だ!という声が聞こえて来そうですが、逆なんです。
何も知らないから怖いんです。

ガンになって急に死んじゃうイメージを持ってる人って多いと思うんです。ドラマだったり、芸能人の影響だったりで。そのイメージのせいで、何だかとても怖いものに感じてしまっている。
でも、実際は助かっている人もたくさんいるんですよ!医療の進歩で、治療法はどんどん良くなっています。

ガンについて知って、向き合うことが、悲しみから抜け出す一番の方法だと、今回夫がガンになって感じました。


収集方法は、本でもネットでも。
ただネットの場合は玉石混交なので、ちゃんとしたところのサイトを見た方がいいですよ。
例えば
国立がん研究センター

私は色んな角度の本が読みたくて、ここら辺の本も読んでみました。

もし近藤誠さんの本しか読まれてなければ、長尾和宏さんの本も併せて読まれることをお勧めします。


知識を入れると、冷静になれます。生存している人がいることを知ると、落ち着いて考えられます。
落ち着くことができたら、友人にも気軽に話せますしね。話すとまた更に安堵感を得られます。

びっくりする人もいれば、「周りにたくさんいるんだよね~驚かなくなったわ~」という方もおられます。年配の方に多し。
そういう話を聞くのも、前向きになれていいと思います。


ガンを治す系の本も色々あります。
個人的にはこちらの理論を採用したいなーと。

いわゆる食事療法ですね。抗がん剤との併用を進められていますが、食事療法のみでも成果を上げている療法です。ステージ4からでもまだまだ治せるのだと、勇気がもらえます。

世の中には、本当に効果があるのかな…と疑いたくなるような説も色々あり、実際に詐欺まがいなものもあるそうなので、がん治療に何を取り入れるべきかはしっかりと検討した方がいいかと思いますが、その判断基準として見るのが、実際に治っているのかどうかの症例数。たった数例ではちょっと信ぴょう性が薄いですね。また、いい話しかないのも疑わしい…。

それに対して、こちらの済陽式食事療法は、420例もの症例数から統計を出してあり、61%という有用性の数字も、変に高すぎなくて信頼が持てるなと感じました。

また、どうやってこの理論ができたのかの経緯も書いてあります。
ご存知でしたか?日本ではがん患者は増え続けているのに、アメリカでは1990年代前半を境に減ってきているそうですよ…!
それはなぜか。ざっくり説明すると、米国がん研究所が、1990年に「デザイナーフーズプロジェクト」というものを発表したそうで、抗がん作用の高い野菜、果物、穀類、香辛料などがピラミッド形式で掲載されています。この啓蒙活動により、アメリカではがん患者が減ってきているのだそうです。

こういった詳しい説明と、実際に済陽式食事療法を実践して余命13カ月のステージ4宣告を受けた方が治っていく過程が、この本には掲載されています。

今ガンじゃない方にも知ってほしい情報なので、良かったらぜひ読んでみてください。


そして、この済陽式食事療法をより実践しやすくするために、いくつかレシピ本が出ています。
私が買ってみたのはこちら↓

先ほど紹介した本より手短に簡潔に、済陽式食事療法のやり方が掲載されています。また、デザイナーフーズプロジェクトのピラミッドもカラーで写真付きで見やすいです。

デザイナーフーズプロジェクトは、「ガンや心臓病は肉食中心の食生活が生み出した『食原病』で、薬では治らない」「肉を中心とした動物性食品を減らし、未精製の穀物、野菜、果物を多くとるべき」というマクガバン氏の提唱に基づき打ち出された健康政策です。なので、済陽式食事療法もそういった食事内容(レシピ)になっています。簡単に言うと、マクロビオティックみたいな感じ…というと分かりやすいでしょうか。

という訳で、お肉大好きな現代人(我が家ももれなく)にとって、これを全て実行するのはなかなか大変なことではあるのですが、可能な限り取り入れたいものです。もちろん時には息抜きで好きなものを食べるのはアリだそうですよ。


***
夫はステージ3寄りの2でして、手術でガン部分は全て摘出したのですが、再発予防のため、半年間の抗がん剤治療を進められ、現在始めています。
抗がん剤治療を始めてから3週間が経ちましたが、今の所副作用は、ちょっと便がゆるめ、ちょっと疲れやすいかな、の2点だけ。予防のためだからキツめのお薬じゃない、というのもあるでしょうが、薬自体も医療の進歩で良くなってきているのかなと。


ちなみに、夫本人はガンと聞いても動揺も悲しみもなく、平然としていました。(今も平然と淡々と薬を飲んでいる)
元気で明るくて、私の悲しみを返してほしいくらいです(笑)

抗がん剤の有用性は5%だとお医者さんに言われ、私だったら絶対飲みたくないけど、5%でもあるならと副作用のリスクも承知の上で薬を飲む夫、すごいなぁと感心させられます。(本人は頑張っているという感じはなく、ほんとに淡々と飲んでいる)

明るく前向きな気持ちでいることは、がん治療にとても大事なことだと聞くので、私も前向きに寄り添って行きたいなと思っています。

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